パッティングのキモ

21.4世紀ゴルフ(148)

皆さんは、パットをするとき、ストロークにどのようなイメージを持っていますでしょうか?

今回は、パッティングのストロークの考え方、特に距離感が上手く合わない方への提案です。

パットの距離感が合わないというゴルファーの方は、ボールを「打つ」イメージを持っていることが多いように思います。         

結論から言うと、パットはボールを打つのではなく、ボールを押し出すイメージを持つと良いと思います。

パットは方向と距離の2つです。どちらも大切ですが、より大切なのは方向よりも距離です。

3パットの最大の原因は、ファーストパットの距離が合わないことだからです。

ボールを「打つ」イメージを持っていると、この距離が合いにくくなります。

実際、多くのゴルファーのパットは、カップに届かない、ショートすることが多いですね。これはなぜでしょうか?

・ファーストパットをオーバーして「3パット」することが怖いのではないですか?

ボールを「打つ」イメージのパットは、自分が思っている以上に転がるので、ストロークの途中で加減することになります。オーバーが怖いとしっかりストロークできなくなってしまうのです。

では、ボールを「押し出す」イメージのパットならどうでしょうか。                             押し出すイメージは、自分が思っている以上に転がり過ぎることがないので、自分の思った距離を転がすことができます。想定外のオーバーが怖くないので、いつもしっかりストロークできます。

打つのではなく、ボールを押す!

押し出すパットイメージの作り方
押し出すと言ってもイメージがわかない方も多いと思いますので、イメージをつかむ練習です。
ボールとパターのフェースに隙間がないようにピッタリ着けてアドレスします。

②バックスイングなしでボールを押し出します。(できるだけ遠くまで転がしてください)

*コツは右手の平で押すことです。(指を使うと上手くいきません)

始めのうちは、上手く押し出せないかもしれませんが、遠くまでボールを転がせるように練習してみてください。

パットが上手くいかない。特に距離感が合わなくてお悩みの方。

お試しを。

 

 

 

 

この記事を書いた人

伍井 佳介

Cultivator/KEISUKE GOI
おそらく、日本で一番練習しないプロゴルファー。練習しないで上手くプレーする方法を日夜考えています。広告代理店、クラブメーカー、シャフト・グリップメーカー、プロゴルファー、クラブフィッテイングを経て、21.4世紀ゴルフ レッスンを開始。アマチュアゴルファーの方々に、ゴルフを少しでも長く・楽しくプレーして欲しい思いから「21.4世紀ゴルフ」を提案してます。

1956年東京・池袋生まれ 
立教大学 経済学部 卒
公益社団法人日本プロゴルフ協会 トーナメントプレーヤー会員