スイングのキモ

21.4世紀ゴルフ(144)

今回は、自分の持っている最大の飛距離と狙ったところに正確に打つための方法を具体的にご紹介します。

ゴルフスイングの中で、最も重要でありながら、イメージしにくく習得しにくいキモの部分でもあります。

では、本題です。

一言でいうと、「トップの位置を変えずに左足をアドレスの位置まで元に戻す」だけです。

左足だけをアドレスの形まで元に戻すイメージです。他はそのまま動かないイメージです。

これで、ボールを強く正確に打つ態勢が出来るので、そのままクラブを振れば、クラブフェースはアドレスの時の元に戻ります。

これまでにも、よく言われてきている、下半身からダウンスイングを始める(下半身始動)ということです。左足を踏む込む、左足・ヒザから動くなど、いろいろな表現の仕方がありますね。
結果として、「トップでの間」もできます。間は手・腕で作るのではなく、この動きをすることで自然とできるものです。

イメージのつかみかたです。
・トップの形を作る。右足に体重をしっかり乗せます。
・上半身(腰から上)をトップの形のままにしておいて、左足だけをアドレスの状態に戻す
 左足は親指付け根を戻すイメージです。頭はトップの位置から動かない、おへそ・胸の向きは変わらないイメージです。
 
身体の動きはこれだけです。ゆっくりスローモーションで動きと身体がどう感じるかを確認してみてください。
感覚的にボールを右に打ち出す感じになりますが、ボールは狙ったところに飛びます。
また、ある程度の体の柔軟性が必要になりますので無理はしないでください。出来る範囲だけでOKです。

この動きが違和感なく出来てくれば、驚くほど飛距離が出て、正確に狙ったところにボールを打つことができます。

一つ注意点は、3つの基本(アドレス、右手の使い方、体重の動かし方)がある程度習得出来ていることが前提です。

身に付けるには、少し長い時間を要しますので、予めご承知おきください。

上達のために時間が掛かってもやるという方は、ぜひお試しを。

この記事を書いた人

伍井 佳介

Cultivator/KEISUKE GOI
おそらく、日本で一番練習しないプロゴルファー。練習しないで上手くプレーする方法を日夜考えています。広告代理店、クラブメーカー、シャフト・グリップメーカー、プロゴルファー、クラブフィッテイングを経て、21.4世紀ゴルフ レッスンを開始。アマチュアゴルファーの方々に、ゴルフを少しでも長く・楽しくプレーして欲しい思いから「21.4世紀ゴルフ」を提案してます。

1956年東京・池袋生まれ 
立教大学 経済学部 卒
公益社団法人日本プロゴルフ協会 トーナメントプレーヤー会員