21.4世紀ゴルフ(143)
皆さんは、クラブを軽く振る、軽くスイングするというとどんなイメージを持っていますか?
もしかして、力を抜いてゆっくり振ることでしょうか?
今回は、この「軽く振る」についての提案をしてみます。ここでは基本的に、軽く振る=力を抜くことではない と考えて下さい。
なぜなら、本当に力を抜いてしまったらボールは恐ろしく飛ばないからです。単純に、70%の力で振ったら、100%で振った時の飛距離から30%飛ばないことになります。どのくらい飛距離が落ちるか想像してみてください。
よく、力を抜いてスイングしましょう!というアドバイスがあります。力を抜いて、軽く振ることがすべて悪いわけではありません。力を入れることで、バランスを崩して身体がふらついてボールに当たらない、打球が曲がることを減らせるからです。飛距離ではなく、打球を安定させたいのであれば、力を抜いてもOKだと思います。
21.4世紀ゴルフでは、軽く振ることを以下のように考えています。
軽く振る=スイング中に身体のバランス(下半身)を崩さない範囲で強く振ること。
飛距離をあまり落としたくないですし、実際、コースではリキまずスイングすることはとても難しいと思うからです。
大事なのはバランスを崩さないこと。それならどれだけ力を入れても、リキんでもOKということにしてみてはいかがでしょうか?
軽く振るスイングは、バランスを保ってコンパクトにシャープにしっかり力を入れてスイングするイメージです。
感覚的には、スイングが少しコンパクトになるイメージでしょう。
バランスが崩れないスイングの境界線を見つけるために次のことを練習場でお試しください。
①どこまで飛ばせるか、やってみましょう。これ以上は力を入れて振れないと思うマン振りをやってみます。おそらくマン振りすると身体のバランスを崩して、上手くボールに当たらなかったり曲がったりすると思います。あえてバランスを崩す練習です。
②同じ力の強さで、どのくらいコンパクトなスイングならバランスを崩さないで振ることができるかを確認していきます。力を入れてもバランスを崩さないスイングが確認できたら、それがコース用のスイングになります。その時の飛距離を覚えておくといいですね。
安定して同じ強さでスイングすることで、その番手の距離を一定に保つことが出来ます。自身の距離が把握できます。アイアンなどで距離を押さえてコントロールするのであれば、強さを変えずにクラブを持つ長さで調整するのが一番簡単だと思います。
力をしっかり入れつつ、軽くスイングしてみてはどうでしょうか。飛距離と安定性が両立できると思います。
お試しを。