21.4世紀ゴルフ(142)
ゴルフは、クラブヘッドでボールを打ちます。ですので、上手にボールを遠くに、そして正確に打つためには「クラブヘッドを上手く振る」ことが大切です。
ゴルフスイングとは、クラブヘッドを上手く振るために行なう動作なのです。
では、クラブヘッドを上手く振ろうと思ったら、身体のどこを最も使うでしょうか?
意識して使うかどうかは別にして、最も使うのは手・腕ですね。右利き・右打ちの方なら右手・右腕が使いやすいのではないかと思います。
今回は、その手・腕とクラブヘッドを上手く振るための「準備」について説明します。ポイントは、次の通りです。
アドレスで、腕とクラブの通り道を出来るだけ広く作っておくこと。
インパクトゾーンで身体の正面に腕とクラブを楽に通すことができるスペースを広く作っておくということです。スイング中、身体が腕とクラブを振ることを邪魔しないことがとても大切なのです。
身体が邪魔すると、腕とクラブが途中で詰まることになり、速く正確に腕とクラブを振ることができません。また、無理に通り道を作ろうとして不必要な動きをしなければならなくなってしまいます。
【準備のポイント】
ひとことで言えば、アドレスを大きく構えることです。
以下を意識してみてはどうかと思います。
・できるだけ背を高く見せる
・頭の位置をできるだけ高く構える
ヒザは曲げ過ぎないで棒立ちのイメージです。上体も屈み過ぎないようにします。
・できるだけボールから離れて構える
グリップはグリップエンドがおヘソからコブシ3つくらい離すイメージです。フラットな横振りのスイングイメージになるかもしれません。
アドレスは、いつも意識していないと段々小さくなります。特にボールに上手く当てようとしたり、疲れてきたりすると構えは小さくなりがちです。
意識的に大きく構えようとすると最初は、ボールに届きそうな気がしないかもしれません。その場合は、これならなんとか届くと思える範囲で、「できるだけ高く・離れる」を意識してみてください。
大事なのは、スイング中に腕とクラブの動きを身体が邪魔しないでスムースに振れる感覚をつかむことです。
気持ちよく上手に腕とクラブヘッドを振ることができれば、飛距離も出て方向性も良くなります。(アドレスの方法詳細は「ナイスショットの源」をご参照下さい)
お試しを。