新しい日々

何百年も何千年も前に生まれたかもしれない石に苔が生え育ち、そこに一日花の沙羅が咲く。こういう奇跡の連続の中に我々は生きている、ということを無神経に見過ごすことは勿体ない事実なのかもしれないね。

新しい花が日々咲いてくる。そのかわり日々散ってゆく。花だけを見ると一日の命のようだけど、木は何年も生き永らえながら、毎年枝先を伸ばし、花芽を増やす。新しい朝が来る、それが当然だと思える幸せに気付くことはあまりないけれど、この季節になると沙羅に教わることがある。

自分はあと何年枝を伸ばせるのだろうか、花芽を付けられるのだろうか、そう考えたとき種を撒こうと思えるようになる。自分に水をくれた肥やしをくれた方々の想いを繋ぐのは自分次第なのである。

この記事を書いた人

八和田徳文

八和田徳文

Cultivator/Norifumi Yawata
ゴルフの仕事に携わって四半世紀。ゴルファーの一人として、ゴルフコースデザイナーの一人として、ゴルフに纏わる想いを綴ります。肩の力を抜いて愉しめばゴルフはもっと面白いはず。
ゴルフコース設計家・ゴルフ文化愛好家・芝生管理アドバイザー