最後まで行ける

グローブのオーバーホールを行った。革紐を替え、へり革も新しいものに交換してもらった。

そうすると、クタクタ感があった時代モノがシャキン!っとなった。なんとなく古民家再生みたいな感じだ😅

このグラブは、ミズノのグラブ職人でマイスター職だった坪田信義さんの手になるもの。坪田名人が昨年お亡くなりになっていたことを知り、このグラブをオーバーホールに出そうと思ったのだ。もっと大事にしていくために。

オーバーホールをお願いしたベースボールショップの人が、手直しする時緊張したと言っていた。それくらい名人の仕事へのリスペクトがあるのだ。

事務所の中の家具、器類、置物、バッグなど。よく考えたら大半が人の手になるハンドメイドだ。もっといえば、この小屋自体も。

気に入っている道具たちの、作り手に思いを馳せる。愛おしさが増し、もっともっと大事にしようと思った。

自分があと100年生きるわけじゃない。今、此処にある、縁あったモノだけでじゅうぶん「最後」まで行けるのだ。同じ用途、ジャンルの道具は、もう買わなくていいんだなって思った。

そういうことを考える、年齢になったか(笑)

 

 

この記事を書いた人

CLUBER

Cultivator/ Yoshiaki Takanashi
ゴルフの雑誌作りに携わって20余年。独立起業してから5年が過ぎたモノ好き、ゴルフ好き、クラフト好き、信州好きな、とにかく何かを作ってばかりいる人間です。
ポジション・ゼロ株式会社代表/CLUBER BASE TURF & SUPPLY主宰/耕す。発起人
記述は2018年現在