スイング作りで迷わないために。

21.4世紀ゴルフ⑮

よくアマチュアの方から「スイングについて、人によって言うことが違う、逆のことを言われたけど
どれがほんとなの?」と聞かれます

これを読んでいる皆さんも、どの教えが正しいのか迷った経験があるのではないでしょうか。

結論から言うと、「どれも全部正しい」です(笑)

では、どうして人によって言うことに違いがでてしまうのか?

↓次が今週のポイントです↓

それは、

身体の動きを感覚的に表現している」

または、

実際の身体の動きを言っている」

のかの違いから生じているのだと思います。

皆さんも、こうしたいと思うスイングをイメージして、「こんな感じ」で振った後、動画などで実際の動きを見て「ええっ!ぜんぜん違うじゃん!!」とショックを受けたことがあるのではないでしょうか(笑) これが感覚的表現と実際の動きのギャップです。

身体の感覚と実際の動きが一致することはまずありませんので、人によって言うことが違ってくるのは当然ですね。

具体例を挙げてみましょう。

「スイング中、頭を動かすな、なのか 頭は動いてもいいのか」

どちらが正解でしょう?(頭のどこが動くのか動かないのか、どの程度動くのか、というは別の話です)

感覚的に表現する人は「動かさない」と言い、

実際の動きで言う人は「動く」ということになると思います。

個人的には、実際のスイングでは頭は動くと思います。

それはなぜか?

スイング中に身体の重心が動くからです。したがって頭を全く動かさないでボールを正確に遠くまで飛ばすことはできないのです。

だからと言って「動かさない」という人が、間違っているとは言い切れないんです。実際には動いているけれども、その人の感覚的には動いている感じがしていないのですから。

ほんとにそう?と迷ったら、頭は動かさない!という意見の人に、実際のスイングを見せてもらうといいと思います。感覚的に表現している人は、言っていることとやっていることは違うはずです。

そこを見極めれば、迷いなく練習することができて上達も早いと思います。

まっすぐ立つイメージをしても、実際にまっすぐ立てる人は少ない。

今回の話を別の方向から考えると、同じ動きのスイングを目標にしていても、人によって感覚が違うため、表現やプロセスが変わってしまうということになります。これは結構、難しい問題ですね。

 

教える側もそうしたことを踏まえてアドバイス法を研究することはもちろんですが、教わる側も、自分の理想とするスイングの実際の動きをしてみて、「どのように感じるのか」、そして「どうなっているのか」を知っておくことが大切だと思います。定期的に、とくに初期の段階では頻繁に感覚と実際のすり合わせを行わないと、一生懸命に取り組んでも結局は「やってるつもり」で一向に目標に近づかない、ということになりがちです。

感覚と実際の動きのギャップ。一度確かめてみてはいかがでしょうか。

この記事を書いた人

伍井 佳介

伍井 佳介

Cultivator/KEISUKE GOI
おそらく、日本で一番練習しないプロゴルファー。練習しないで上手くプレーする方法を日夜考えています。広告代理店、クラブメーカー、シャフト・グリップメーカーなど会社員暦30年余り、プロゴルファー暦27年、クラブフィッテイング暦22年のハイブリッドな人生を送っています。アマチュアゴルファーの方々に、ゴルフを少しでも長く・楽しくプレーして欲しい思いから「21.4世紀ゴルフ」を提案してます。

1956年東京・池袋生まれ 
立教大学 経済学部 卒
公益社団法人日本プロゴルフ協会 トーナメントプレーヤー会員