21.4世紀ゴルフ㊾
今回はドライバーでのティーショットについて、21.4世紀ゴルフ的な1つの考え方をお話しします。
まず、質問です。ドライバーは、「飛ばすクラブ」ですか?
アマチュアゴルファーの皆さんを見ていると、ドライバーは「飛ばすクラブ」と思いこんでいる方が多いように感じます。結論から先に言うと、ドライバーは「飛ばすクラブ」ではないんですね。
さらに唐突ですが、あなたの7番アイアンの飛距離は何ヤードですか? 仮に、飛距離150ヤードだとして、ドライバーは何ヤード飛ぶと思いますか?
わかりやすく、単純に番手間の飛距離差を10ヤードとして考えてみましょう。(矢印1つ=10ヤードです)
7I ⇒ 6I ⇒ 5I ⇒ 4I ⇒ 3I ⇒ 5W ⇒⇒ 3W ⇒⇒ 1W(ドライバー)
7番アイアンから1W(ドライバー)まで矢印がいくつあるかというと、9個あります。
ということは、7番アイアンより90ヤード飛ぶということですね。
ですので、この場合、ドライバーショットの飛距離は240ヤードになります。
これは、「240ヤード飛ばす」のではなく、7番アイアンと同じように振れば「240ヤード飛ぶ」ということです。
この例のゴルファーも、おそらくピンまで150ヤードで7番アイアンを持った時、飛ばそうとは思っていないと思います。
そうです。アイアンでは“狙って打っている”はずですね。そう考えれば、ドライバーも「飛ばす」クラブではないことがわかると思います。
ドライバーは、「最も遠くにある目標を狙って打つクラブ」だということです。
今度、コースでプレーする時に1つこんなことをやってみるといいと思います。
7番で150ヤードであれば、ドライバーでは240ヤード先の目標地点を中心に、半径20ヤードのグリーンを想定して、そのグリーンにオンさせるように打っていきましょう。
実際にやってみると、思っているより高い確率で狙ったグリーンにオンできると思いますよ。
ドライバーで飛ばすのではなく、ドライバーでも狙う。
お試しを。