山を見ながら

蓮華岳が眼前に。爺、鹿島槍、五竜は雲の中でした

最近、JR大糸線が好きで車ではなく電車で松本に行っている。信濃大町は松本からちょうど一時間くらい。北アルプス登山の玄関口だ。

山に登る人にとってはターミナル的な街。私のように眺める派にもとてもよい。鷹狩山など北ア展望台としても素晴らしい低山もある。

山は常にそこにあって、何も変わっていない。でも人は常に新しさを求める。

塩の道の歴史を学べる旧平林家。塩蔵の見物

大町も閑散とした街だ。古さがどんどん増している。輝きを失っているといったほうがいいだろうか。地方は「かつて」は賑わった街ばかりだ。その町々をつなぐ街道は寂れ、鉄道も廃線の危機を迎えている。

新しさの前に、陰りが濃くなっている。しかし、ここから眺める山々は眩い。その魅力は衰え知らずだ。この山を眺めながら暮らしたい人はたくさんいるだろう。私もそのひとり。ビジターではなく、暮らす場所としてどうあるべきなのか。そんなことを考えていた。

この記事を書いた人

CLUBER

Cultivator/ Yoshiaki Takanashi
ゴルフの雑誌作りに携わって20余年。独立起業してから5年が過ぎたモノ好き、ゴルフ好き、クラフト好き、信州好きな、とにかく何かを作ってばかりいる人間です。
ポジション・ゼロ株式会社代表/CLUBER BASE TURF & SUPPLY主宰/耕す。発起人
記述は2018年現在