桃栗三年柿八年

 

去年の暮れに落ちたままの栗の実が新芽を吹きかけている。人にもとられず鳥にも虫にも食べられず、芽を吹きかけている。ただ根が地に着くかはまだ分からない。

桃栗三年柿八年、人間はどうだろう。

もう半世紀以上も春を迎えてはいるけれど、何を学び何を習得できたであろう。四十にして惑わず、五十にして天命を知る、などというが人生の尺が伸びたからなのか未だその境地に辿りつけもせず、不甲斐ないと思いながら苦めの珈琲を飲み干した。

 

この記事を書いた人

八和田徳文

Cultivator/Norifumi Yawata
ゴルフの仕事に携わって四半世紀。ゴルファーの一人として、ゴルフコースデザイナーの一人として、ゴルフに纏わる想いを綴ります。肩の力を抜いて愉しめばゴルフはもっと面白いはず。
ゴルフコース設計家・ゴルフ文化愛好家・芝生管理アドバイザー