トーナメント会場顔負け

休眠中の葉先がカールしてつるつるに仕上がった高麗グリーンはパッティングを面白くする

ちょっとした専門用語かもしれないが柔速(やわはや)とか固重(かたおも)とかというふうにグリーンコンディションを表現することがある。ここ最近は誰にでもプレーしやすい柔速が好まれているようだ。どの表現も馬場みたいで違和感をぬぐいきれないが、高速グリーンという表現がもっぱら人気らしいから〝速〟の字をあてこんでみたが、実際に転がるのはボールだ。

ジェネシスインビテーショナルが開催されている今年のリビエラはグリーンが固いと評判だがデータ公開はされていない。芝種はPoa annua(いわゆるスズメノカタビラ)で、ペブルビーチとおんなじだ。固くするために水分を極限以上にきったヒョウ柄のグリーンを記憶している人はもう少ないだろうか。単純にいえば固くすればボールは弾かれやすく、スピンコントロールのきいたショットを打たなければ弾かれてしまう。そうやってプロの技量を競わせるのがトーナメントセッティングの醍醐味でもある。

データ公開はされていないから残念ながら比較にはならないが、よく整備されたの2月の高麗グリーンはトーナメントセッティングなみに固く、転がりも素晴らしい。チャレンジしがいのあるタフなコンディションのうちに腕自慢ゴルファーには楽しんでもらいたい。

 

この記事を書いた人

八和田徳文

Cultivator/Norifumi Yawata
ゴルフの仕事に携わって四半世紀。ゴルファーの一人として、ゴルフコースデザイナーの一人として、ゴルフに纏わる想いを綴ります。肩の力を抜いて愉しめばゴルフはもっと面白いはず。
ゴルフコース設計家・ゴルフ文化愛好家・芝生管理アドバイザー