猫草をはむように

いつかみた満月の沈む朝を懐かしみ

薄雲のなかの半月を愛でる

 

満ち欠けする月も毎日拝めることはなく

雲隠れすることもある

 

不遇ばかり耳にするようになると

猫が草をはむように

この地でデトックスをする

 

湧き上がる源泉にぬくもりながら

澱むことのない清流を眺めていると

虫や鳥の声がこころに留まる

 

 

この記事を書いた人

八和田徳文

Cultivator/Norifumi Yawata
ゴルフの仕事に携わって四半世紀。ゴルファーの一人として、ゴルフコースデザイナーの一人として、ゴルフに纏わる想いを綴ります。肩の力を抜いて愉しめばゴルフはもっと面白いはず。
ゴルフコース設計家・ゴルフ文化愛好家・芝生管理アドバイザー