21.4世紀ゴルフ㊿
ゴルフスイングは、クラブを振ってボールを打つわけですが、アマチュアゴルファーの方を見ているとクラブを上手に振っている人は、とても少ないように感じます。
今日は「クラブを振る」ということについて考えてみたいと思います。
みなさんはいきなり「クラブのどこを振っていますか?」と聞かれたら、なんと答えるでしょうか? 「んっ??!」と戸惑ってしまう方が多いのではないでしょうか。
アマチュアゴルファーの多くは、私から見るとグリップを振っているように見える方が多いですね。
手でクラブを握っていますから、そうなってしまうのかもしれません。その場合はボールはスライスやプッシュアウトして右に飛ぶことになりますが、これを嫌がって逆にヒッカケやチーピンになる方も多いようです。
さて、それではクラブのどこを振ったらよいのでしょうか?
私は、振るのは「クラブヘッド」だと思っています。どうして?って、ボールはクラブヘッドが打つからです。飛距離を出すならクラブヘッドを速く振る必要がありますし、目標に打つには正確にクラブヘッドを動かすことが必要になります。こうした観点から、クラブヘッドを振ることがゴルフスイングでは最も重要なことだと思っています。
アマチュアゴルファーの皆さんは、腕はこう使う、腰はこう回す、身体はこう使う、バックスイングはこう上げる、ダウンスイングはこう降ろす、トップはこの形・・・などなど、数えたらキリがないほどいろいろチェックしながら理想のスイングを作っていっていると思います。
でも考えてみると、これらはすべてクラブヘッドを上手に振るための工夫ですよね。(笑) 皆さんにとって、逆にそれらがクラブヘッドを上手く振ることを妨げていることも多く見受けられます。
そこで提案です。ここはひとつ、「クラブヘッド」に意識を集中して、思い切り振ってみてはどうでしょうか? 一度身体の動きや形を一切無視してクラブヘッドを振ってみることをお勧めします。
「なんか、上手く振れないな・・・」と感じたら、それはどこなのか、何なのかを見つけていきましょう。そこが上手に振ることを邪魔しているところです。
何となくでも「上手く振れた!」と感じたらボールは遠くに、狙ったところに飛んでいるはずです。
そして、これまで意識していた動きや形が自然にできていると思いますよ。
お試しを。