紙粘土が余ったら。

2018/11/10早朝に制作。PING Jr./制作時間10分以内

素朴な味わい。OLD PINGの魅力。

雑誌の編集者/ライターとしては異質なのかもしれませんが、誌面作りのためにジオラマとか模型とかを手作りすることがあります。なんとなく内容的に堅くなりそうな特集の場合とか、わざとヘタうまな雰囲気の模型みたいのがあると、中和されて親しみやすくなるような気がするのです。紙粘土もよく使う素材ですが、これが必ず余るんです。下記のような小さなものしか作りませんから(汗)

グリップ、ヘッドを粘土で。

3分の2余ってしまうとさすがに捨てるのは忍びなく、何かを作りたくなるのです。数年前に作ったのが、PINGのブランドキャラクター「Mr.PING」(下記)です。今回はその子供ということで「Mr.PING Jr.」を作りました。

たぶん3年前に作ったの大きいMr.PING。クリア塗装もしているのでヴィンテージ感が出てきました(笑)

なんか結構雑に作ってるなぁ、と思うかもしれませんが、私としては結構オリジナルの雰囲気に忠実にあろうとこだわっていたりします(汗) 「Mr.PING」のホンモノ。みたことありますか? PING本社のエントランスや直営店なんかに飾ってあるのを見たことある人もいるかもしれませんが、それはオリジナルとは全然違うものです。ホンモノはとても手作り感があって、味わい深い雰囲気なのです。今日は特別にお見せしましょう。下記です。

Mr.PING ORIGINAL. made by J.A Solheim/photo CLUBER

これは現在、アリゾナのPING本社の会長室に飾られている「Mr.PING」のオリジナル粘土細工です。アクリルケースに入れられ、DO NOT TOUCHという注意書きが貼ってあります。「PING本社にあるすべての物の中で、もっとも貴重なもの」だと広報担当スタッフが言っていました。撮影のため角度一つ変えるにも、その広報スタッフが動かし、私のような部外者が触ることは絶対NGでした。もともとは現在のジョン・A ソルハイム会長が幼少期にパターをする人を作ったそうなのですが、これをPINGの創始者であるカーステン・ソルハイムさんが気に入り、PING社のマスコットにしたのです。子供が作った粘土細工がORIGINALですから、オマージュを制作する場合も綺麗に仕上げよう!などと思ってはいけないのです(と、勝手に思っています)。

考えてみたら「Mr.PING」は、ゆるキャラの元祖のようなものですね。ちなみにこのマスコットを「PING MAN」と呼んでいる人も多いですが、それはPINGが開発したスイング打撃ロボットの名前。お間違いのなきよう。素朴で温かみのある雰囲気がOLD PINGの魅力ですね。

皆さんも紙粘土が余ったら、ぜひ作ってみてください(笑)

安曇野の「碌山館」も作ってみました!

 

この記事を書いた人

CLUBER

Cultivator/ Yoshiaki Takanashi
ゴルフの雑誌作りに携わって20余年。独立起業してから5年が過ぎたモノ好き、ゴルフ好き、クラフト好き、信州好きな、とにかく何かを作ってばかりいる人間です。
ポジション・ゼロ株式会社代表/CLUBER BASE TURF & SUPPLY主宰/耕す。発起人
記述は2018年現在