長いお付き合い

とにかく何かを「得て」いないと落ち着かない世の中である。

お金、情報、トレンド、優越感、承認されること……。

ツラいのは得ても、得ても。もっと欲しくなる。すべてが。得ても満ち足りないことである。

 

コロナに翻弄される中、なんとなくヒトの二極化を感じた。

コロナ前に戻りたいと願う人と、コロナ禍での暮らし嫌いじゃないぞという人だ。

個人的には後者だが、私自身のスタイルはコロナ前とあまり変わっていないかもしれない。もとよりみんなで一緒に!というタイプではない。小さな暮らしの中で満足感を得て、それを維持していくことが幸せな感じ。一人の時間、おうち時間が苦にならないということだ(汗)

コロナの中、なんとなく同じような人も結構いることがわかった。

モノを買うということについても。買うことが愉しいと思える時期もあったが、今は気に入ったモノを長く使うことに幸せを感じる。長く使うには手入れをしたり、カスタムしたりすることも大切で、実はそれ自体が愉しいこと。そういうことにも気づいている。

自分と同じような感覚の人もきっといるのではないか。コロナのおかげでそう思うようになった。買ったモノに愛着を持って、長く使いたいという人がいるはずである。

そういう人と知り合って、たまに雑談しながら、暮らしていきたいなぁなんて思ったりする。

モノともヒトとも。長く付き合っていきたいのだ。

この記事を書いた人

CLUBER

Cultivator/ Yoshiaki Takanashi
ゴルフの雑誌作りに携わって20余年。独立起業してから5年が過ぎたモノ好き、ゴルフ好き、クラフト好き、信州好きな、とにかく何かを作ってばかりいる人間です。
ポジション・ゼロ株式会社代表/CLUBER BASE TURF & SUPPLY主宰/耕す。発起人
記述は2018年現在