何のために

最近は削り跡をあえて残す 一刀 タイプが気に入ってます

10月に入ってから毎日1本か2本、木のたばこを作っています。何のために、というわけではないですが、無心になれる時間が心地いいのだと思います。

何のために。それがないと人は本気になれないようです。たばこをやめるのもそうかもしれません。体調に不安を抱いた時、それがいちばんのやめ時なのではないでしょうか。もっと家族と一緒に過ごしたい。孫の顔だって見てみたい。もう少し長く生きたい。

「そのために、今やめよう。」

そう思えた時が好機なのです。ただ、長年持ち歩いていたタバコやライターがポケットからなくなってしまうのは、相当な喪失感です。ニコチン依存云々ではなく、愛用品が目の前から消えてしまった喪失感が意外に堪えるのです。

木のたばこは、その喪失感を補うための新しい携行品です。経年変化で表情を変えていくのが天然材料のよさ。長く持ち歩くほど育っていく。愛せる持ち物になると思います。

愛着を高めるために、自分で作ったものを持つのが一番です。作る気はない、とりあえずどういう感じか試してみたいという方には、私がチマチマ作っているものをこちらでお譲りしています。

この記事を書いた人

CLUBER

Cultivator/ Yoshiaki Takanashi
ゴルフの雑誌作りに携わって20余年。独立起業してから5年が過ぎたモノ好き、ゴルフ好き、クラフト好き、信州好きな、とにかく何かを作ってばかりいる人間です。
ポジション・ゼロ株式会社代表/CLUBER BASE TURF & SUPPLY主宰/耕す。発起人
記述は2018年現在