お土産をもらった。PGAプレーヤーのオンネームティベグだ。テーラーメイドのツアーバンには常に選手用のラウンド小物がストックされている。
今、何気なくPGAプレーヤーと書いたが、そういえばこのうち2人は今、LIVGOLFプレーヤーだった。世界の最高峰で互いにしのぎを削りメジャートーナメントを制した4人だが、それぞれの道を歩むことになった。4本のティの真ん中には、見えざる境界線が引かれてしまった。
選択肢があるのはいいことである。選べる立場であることも、成功者の証しだ。
マスターズにだけは出たいと、LIVに移籍したプレーヤーは思うらしい。DJもガルシアも、バッバもミケルソンも。そういえばマスターズの歴代チャンピオンだ。PGAツアーから離れても、出場権のあるマスターズには出られると踏んでいただろうか。
マスターズは、やはり特別。今はPGAにいるモリカワやマキロイも、マスターズを獲っていたなら境界線の向こうへと行っていただろうか。