見えざる一線

左からコリン・モリカワ、ローリー・マキロイ、ダスティン・ジョンソン、セルジオ・ガルシアの使用ティーペグ

お土産をもらった。PGAプレーヤーのオンネームティベグだ。テーラーメイドのツアーバンには常に選手用のラウンド小物がストックされている。

今、何気なくPGAプレーヤーと書いたが、そういえばこのうち2人は今、LIVGOLFプレーヤーだった。世界の最高峰で互いにしのぎを削りメジャートーナメントを制した4人だが、それぞれの道を歩むことになった。4本のティの真ん中には、見えざる境界線が引かれてしまった。

選択肢があるのはいいことである。選べる立場であることも、成功者の証しだ。

マスターズにだけは出たいと、LIVに移籍したプレーヤーは思うらしい。DJもガルシアも、バッバもミケルソンも。そういえばマスターズの歴代チャンピオンだ。PGAツアーから離れても、出場権のあるマスターズには出られると踏んでいただろうか。

マスターズは、やはり特別。今はPGAにいるモリカワやマキロイも、マスターズを獲っていたなら境界線の向こうへと行っていただろうか。

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CLUBER

Cultivator/ Yoshiaki Takanashi
ゴルフの雑誌作りに携わって20余年。独立起業してから5年が過ぎたモノ好き、ゴルフ好き、クラフト好き、信州好きな、とにかく何かを作ってばかりいる人間です。
ポジション・ゼロ株式会社代表/CLUBER BASE TURF & SUPPLY主宰/耕す。発起人
記述は2018年現在