芝生は光を浴び、雨や風を受け、育つ。すごく単純なことで植物学者でなくても理解していることだ。
どんなに優れた景観でもコースデザインでも、ライの状態が悪いと残念である。
空中のハザードだとか景観を整えるとかいうけれど、樹木は光も雨も遮り、風も視界も遮る。
芝生にとってもゴルファーにとっても歓迎されるものでない。
美しい樹木も美しい樹林帯もあるけれど、ゴルフコースには少ないほうが良い。
風以外の空中のハザードは芝生にもゴルファーにもプラス要素は多くない。
Too much scheming will be the schemer’s downfall.
策士策に溺れるではないけれど、やり過ぎは陳腐であり不公平である。
ゴルフゲームの本質だとか、環境負荷の少ないコースデザインを考えると、結局のところリンクスデザインに回帰する。
ターゲットエリアの硬さと傾斜を考えて、球種を考える。
そういうゴルフコースはクリエイティブなゴルフが楽しめるはずである。