Fairness & Inclusion

見えるハザードにフェアもアンフェアもない。そこに入らないように避けるのか、成功報酬を考えて敢えてチャレンジするのか、それはゴルフ思考の重要なところであり醍醐味である。

芝生は光を浴び、雨や風を受け、育つ。すごく単純なことで植物学者でなくても理解していることだ。

どんなに優れた景観でもコースデザインでも、ライの状態が悪いと残念である。

 

空中のハザードだとか景観を整えるとかいうけれど、樹木は光も雨も遮り、風も視界も遮る。

芝生にとってもゴルファーにとっても歓迎されるものでない。

 

美しい樹木も美しい樹林帯もあるけれど、ゴルフコースには少ないほうが良い。

風以外の空中のハザードは芝生にもゴルファーにもプラス要素は多くない。

 

Too much scheming will be the schemer’s downfall.

策士策に溺れるではないけれど、やり過ぎは陳腐であり不公平である。

 

ゴルフゲームの本質だとか、環境負荷の少ないコースデザインを考えると、結局のところリンクスデザインに回帰する。

ターゲットエリアの硬さと傾斜を考えて、球種を考える。

そういうゴルフコースはクリエイティブなゴルフが楽しめるはずである。

 

 

この記事を書いた人

八和田徳文

Cultivator/Norifumi Yawata
ゴルフの仕事に携わって四半世紀。ゴルファーの一人として、ゴルフコースデザイナーの一人として、ゴルフに纏わる想いを綴ります。肩の力を抜いて愉しめばゴルフはもっと面白いはず。
ゴルフコース設計家・ゴルフ文化愛好家・芝生管理アドバイザー