人間は都合の悪いことを忘れてしまう癖がある。自分に都合よく嘘をついてしまうこともある。人間はそういう生物だ。過去の歴史物語も勝てば官軍的なものが美化されて伝わりやすい。体験した人が減るなかで、正しい事実をありのまま伝え、ありのまま学ぶ、そういう機会はもう多くは残されていない。
76回目の終戦の日を迎えるにあたり、祖父や祖母から聞いたことを思い出してみたり、自分で目にしたことを思い出してみたり、世界の現実を考えてみたりした。人間はやはり都合よく解釈してしまう癖がある、そう感じることが多くある。
広島・長崎・敗戦だけ取り沙汰されがちな本日であろうけれど、ウサギの楽園として世界中からの観光客が訪れる大久野島のことも、機会があればググってみて欲しい。自己満足のためだけに時間を使うのも悪くないかもしれないけれど、一日くらい先人に思いを馳せるのも悪くないと思う。歴史から学べることは案外多い。