ミスショットの結果がミスになりにくいスイング①

21.4世紀ゴルフ(124)

前回、好スコアに直結する「ショットのミスが結果のミスになりにくいスイング」を身に付けると良いとお話しました。

今回は、それを少し具体的にお話していきます。

まずは、スイングの考え方からです。

これは21.4世紀ゴルフのスイングの考え方です。

ゴルフは、クラブを使ってボールを打つスポーツです。ボールを打つのはクラブのどこかと言えばクラブヘッド(クラブフェース)になります。このことから、ゴルフスイングは、クラブヘッドを正確に最適なスピードで動かすことが何より重要である、ということができます。

それができれば、ボールを狙ったところに打つことができて、飛距離も遠くまで飛ばしたり、コントロールしたりすることができるでしょう。

ゴルフスイングの主役はクラブヘッドですから、先にクラブヘッドの動きを考えた上で、身体の動きを考えることが大切です。

「クラブヘッドをどうやったら正確に最適なスピードで振る(動かす)ことができるのか、そのためには身体はどう動かせばいいのか?」を考えるのです。

クラブヘッドの動きは打点をみるとよくわかります

ここからが本題です。上記を踏まえ、「ショットのミスが結果のミスになりにくいスイング」のイメージを考えてみます。

21.4世紀ゴルフでは、クラブフェースが目標に対してスクエアに、同じ打点でボールに当たる確率が最も高いスイングが、「ショットのミスが結果のミスになりにくいスイング」だと考えています。

クラブヘッドの動きは下記2つの要素が重要になります。

①クラブヘッドの動き:インパクトエリアでフェースがスクエアに飛球線に沿って真っ直ぐ直線的に動く。

フェースのトウ・ヒールに打点が外れない、いつもスクエアにインパクトできる。
ショット結果:スライス・フック・チーピン・ヒッカケ・プッシュアウト・シャンクしない
             
②クラブヘッドの動き:インパクトエリアでクラブヘッドの高さが変わらない、地面と平行に動く。

上下に打点が外れない、いつも同じ高さでインパクトできる
ショット結果:トップ・ダフリがない

どうもショットが安定しない、結果に大きなミスが出るという方は、まずは一度、このクラブヘッドの動きを意識してみてはどうでしょうか?

ご一考を。

次回は、クラブヘッドがこの動きをするには、どのように身体を動かしたらやりやすいかを提案します。

この記事を書いた人

伍井 佳介

Cultivator/KEISUKE GOI
おそらく、日本で一番練習しないプロゴルファー。練習しないで上手くプレーする方法を日夜考えています。広告代理店、クラブメーカー、シャフト・グリップメーカー、プロゴルファー、クラブフィッテイングを経て、21.4世紀ゴルフ レッスンを開始。アマチュアゴルファーの方々に、ゴルフを少しでも長く・楽しくプレーして欲しい思いから「21.4世紀ゴルフ」を提案してます。

1956年東京・池袋生まれ 
立教大学 経済学部 卒
公益社団法人日本プロゴルフ協会 トーナメントプレーヤー会員