ショットを安定させる2本のレール

21.4世紀ゴルフ(122)

今回は、ショットの方向、球筋が安定しないという方への提案です。

2本のレール。皆さんも聞いたことがあるかもしれません。

2本のレールとは、飛球線の方向とアドレスの方向の2つです。
 
この練習は、スイングのイメージですので実際のスイングではその通りにはなりませんが、クラブヘッドの軌道、身体の使い方などのスイングだけでなく、アドレスの取り方のズレもチェックできて、安定して狙った目標にボールを打つことができるようになります。

では早速、下記のように打席に2本のクラブを平行に置いてやってみましょう。

写真のように目線の下にクラブ1本置くだけでもOKです。

・1本を目標に平行に向けてボールの手前または先に置く。(実際にスイングした時、クラブヘッドが当たらない場所に)

まずは手・腕で、飛球線のレールに沿って、ボールの前後30~40cmくらいクラブヘッドを直線的に動かしてみましょう。

なんとなくクラブフェースがスクエアにボールを捕らえられる感じがすると思います。

ただしスイングでは、手・腕でクラブヘッドを直線的に動かすわけではありません。

・次にもう1本を、飛球線のレールと並行にスタンスの前に置く。

クラブヘッドを直線的に動かすには、スタンスのレールに沿って身体をどう動かせば良いのかご自身でやってみてください。

おそらく身体を直線的に動かすイメージになると思います。身体を回してクラブを上げる感じにはならないのではないかと思います。

そうしたら、身体、クラブヘッドがそれぞれのレールを平行に動く感覚を感じながらスイングしてボールを打ってみましょう。

もし、スイングやアドレスに違和感を感じるのであれば、今まで2本レールが平行ではなかったということです。
2本のレールが平行でないと打ったボールは脱線してしまいます。笑

違和感が無くなって慣れてくると、思いのほか安定したショットが打てると思います。

コースではクラブを置くことはできませんので、練習でアドレス、スイングの感覚を養ないましょう。

お試しを。

この記事を書いた人

伍井 佳介

Cultivator/KEISUKE GOI
おそらく、日本で一番練習しないプロゴルファー。練習しないで上手くプレーする方法を日夜考えています。広告代理店、クラブメーカー、シャフト・グリップメーカー、プロゴルファー、クラブフィッテイングを経て、21.4世紀ゴルフ レッスンを開始。アマチュアゴルファーの方々に、ゴルフを少しでも長く・楽しくプレーして欲しい思いから「21.4世紀ゴルフ」を提案してます。

1956年東京・池袋生まれ 
立教大学 経済学部 卒
公益社団法人日本プロゴルフ協会 トーナメントプレーヤー会員