天然芝が痛むから、という理由で通年人工芝のティグランドを用意するコースが増えている。滑りの悪い不陸のあるロングパイルの人工芝は正直言って好きでない。ティアップが必須になる、とティアップが可能である、ということは意味合いが随分と違う。
天然芝が痛むから、という理由で冬期のフェアウェイ直打ちが禁止されるコースが英国にはある。カーリングしたそのマットのライは見た目より悪くない。何しろダフっても芝も痛まない。さすがR&A推奨品である。
ルールもエチケットもマナーも守るためにあるのだが、その本意を理解することが大切だ。守っているからいいじゃないか、と意固地になるのはスマートじゃない。あるがまま、が担保されないルールが増える前に気付くべきだろう。