21.4世紀ゴルフ(167)
これまでに誰かから「アドレスが右向いてますよ」と言われた経験があるゴルファーの方は多いのではないでしょうか。
右を向くと、スイングが悪くなるだけでなく、スライスやヒッカケなどボールを思った方向に打つことができません。
アドレスを真っ直ぐ構えているつもりなのに、アドレスで目標より右を向いてしまうのはどうしてでしょうか?
今回は、アドレスで右を向く習慣を修正する一つの提案です。
「身体を目標に向けて構えないこと」です。
よく方向を間違えないように、ボールの先に目印としてスパットを置くことがありますが、無意識にスパットに向かってアドレスをとってしまうことが多いのではないかと思います。スパットに合わせるのは、身体の向きではなくクラブフェースの向きだけです。
ボールの飛ぶラインと身体のラインは、2本のレールの様なものですから、どこまで行ってもずっと平行です。
ですので、アドレスの身体の向きは、目標の左になりますね。
目標と身体の向きが、先が広がっている扇型(ハの字)に構えるようなイメージです。
【練習と確認】
2本クラブを使います。ボールと目標を結んだライン上に1本置きます。それに平行に足元にもう1本を置きます。その足元のクラブのラインに身体の向きを合わせてアドレスします。
これがスクエアに構えた状態です。この時「どんな感じがしたか、目標がどのように見えたか」を覚えておくことが重要です。
初めは、右を向く傾向の強いゴルファーほど、「これでは目標に打てる気がしない!」と感じると思います。 アドレスは方向感覚ですから、この感覚に慣れることが重要です。なぜなら、コースではクラブを置いて確認することができないので、感覚でアドレスするしか方法が無いからです。
とはいえ、目標に対してスクエアにアドレスする必要は絶対ではありません。自分がスクエアにアドレスしていない事を分かっていてあえてそうしているのであれば、個性とも言えるので問題ありません。問題は、感覚としてのアドレスの向きと実際の向きがズレていることです。
いずれにしても、スクエアなアドレスとはどんな感じなのかを知っておくことが大切です。
目標に対して右を向かないアドレスをすると、スイングもショットもどんどん良くなっていきますよ。
お試しを。