ボールポジション

21.4世紀ゴルフ (57) 

アドレスする時、ボールを置く位置はとても大切です。

特殊な状況でショットをする時を除いて、ボールはいつも一定に同じ場所に置いてスイングしたいものですが、そうしているつもりでも、毎回少しずつズレたり、知らず知らずのうちに変わっていったりします。

ボールの位置は、①身体からボールまでの距離と②両足スタンスの間のどこに置くか、で決まります。まずは、自分の基準となるボールの位置を見つけてみましょう。

ボールの位置が毎回違っていれば、普段のスイングをすると思ったショットにならないので、スイングを変えることになります。結果として、スイングを崩す原因になりますので注意が必要です。

「スイングがどうも安定しないな~」と感じている方は、ボールの位置が毎回ズレるのが原因かもしれませんので、ゴルフ場でも練習場でも常にボールの位置を確認することをお薦めします。スイングするわけではないですから、家の中でもチェックできますので。

そして、もう一つ。提案です。

皆さんはアドレスした時、クラブフェースの当てたい打点位置にボールを合わせていますでしょうか?

「クラブに目安になるマークやラインがついているし、やってるよ!」という声が聞こえてきそうです。でも、多くのアマチュアゴルファーを見ていると、クラブのマークに合わせても、クラブのトゥー寄りにボールを置いてしまうことが多いんですね。
そのまま打ったら良い結果にはなりにくいですね。

どうしてか考えてみると、アドレスする時に目の位置がボールとクラブの真上にないからだと思っています。

クラブのライ角と同様に、目線とクラブヘッドには角度がついているので、マークの真下にボールを置いたつもりが、実際には少しトゥー寄りに置くことになるのではないかと思います。
なので、長いクラブになればなるほどトゥー寄りにボールを置いてしまいがちになります。

弾道が不安定という方は、これが原因かもしれません。

特にクラブの中で最も長いドライバーであれば、マークより少し手前(ヒール寄り)に見えるようにボールを置いてみましょう。

お試しを。

この記事を書いた人

伍井 佳介

Cultivator/KEISUKE GOI
おそらく、日本で一番練習しないプロゴルファー。練習しないで上手くプレーする方法を日夜考えています。広告代理店、クラブメーカー、シャフト・グリップメーカー、プロゴルファー、クラブフィッテイングを経て、21.4世紀ゴルフ レッスンを開始。アマチュアゴルファーの方々に、ゴルフを少しでも長く・楽しくプレーして欲しい思いから「21.4世紀ゴルフ」を提案してます。

1956年東京・池袋生まれ 
立教大学 経済学部 卒
公益社団法人日本プロゴルフ協会 トーナメントプレーヤー会員