指先は覚えている。

「手は体の外に出た脳である。」

ドイツの哲学者 イマヌエル・カントがそんなことを言っていたと色々な方が書いています。この翻訳はなんとなく微妙ですね。日本語としてスッと入ってきません(汗)

 

でも、指先に脳と直結したセンサーがあることは間違いないでしょう。

「暗闇であなたの背をなぞった その輪郭を鮮明に覚えている」ウェ。

と、米津玄師もLemonの歌詞に書いてますが。

指先でなぞったから、記憶しているのです。

毎日持ち歩いていればエイジングも楽しめます。

何十年もタバコを吸っていると、その指先が覚えてるんでよね。その感覚を。

それはもう驚くほど鮮明に。

だから、禁煙を始めて数日経ち体内からニコチンが抜けちゃっても、なんとなくイライラ・そわそわしてしまうんだと思います。タバコを指に挟んだりする所作も含めて「喫煙」ですから。

なので、代わりに「木のたばこ」を指先で挟んで、脳に吸っていると錯覚させるのです(笑)

友人ご夫婦が揃って禁煙するらしいので、久しぶりに「木のたばこ」を作って送りました。タバコをやめるのではなく、「木のたばこ」を始める。そんなふうに思ってほしいですね。銘柄を変えた気分で。

タバコみたいなものを指に挟んでるだけでも、結構満足するものです。

この記事を書いた人

CLUBER

Cultivator/ Yoshiaki Takanashi
ゴルフの雑誌作りに携わって20余年。独立起業してから5年が過ぎたモノ好き、ゴルフ好き、クラフト好き、信州好きな、とにかく何かを作ってばかりいる人間です。
ポジション・ゼロ株式会社代表/CLUBER BASE TURF & SUPPLY主宰/耕す。発起人
記述は2018年現在