ゴルフコースの愛し方。

フェアーとかアンフェアーとか議論することがあるけれど、その議論を無駄だと思うことがある。コースコンディション含め悪意のあるイタズラは誰もしていない。その時のベストがそこには提供されている。目の前の石塀は誰でも認識できるし飛球を遮るものでない。目を凝らせばその先に横切る小川も二つの橋や多少の印影で認識できるはず。

スマホのスナップ画像では認識しずらいが、斜めに横たわるグリーンもフラッグも肉眼では認識できる。小川を超えるのに一番遠いティーからでも220ヤード足らず。グリーンは手前が広くあいていて小川の手前からでも150ヤードで届く。飛距離のないゴルファーでも悲観することはないだろう。

ラフから放ったショットは残念ながら左サイドのバンカーの中。脱出するもこの方向からは奥行きのないグリーンに球が留まることはなく、奥側にこぼれおちた。長手方向に60メートルほどあるグリーンは狙う方向しだいで寛容になる。ましてやグリーンの手前は広いのだ。

真ん中がハロー(くぼみ)で分断されているビアリッツタイプのグリーンは斜めに配置されている。グリーンから思考するティーショット、結果次第でのアプローチショット、考えれば考えるほど面白いノースベリック16番、378ヤードPar4、ホールネームはGate。

美しく刺激的なコースを求めさまよい歩くのも悪くないかもしれないが、スコットランド再訪の機会があればそれよりも何度もここを回りたい、そう思わせるノースベリック・ウェストリンクス。いい人を見つけたのに浮気ばかりする、それが悪いとは言わないが、そういうゴルファーになりたいと今はもう思わない。コースの愛し方はさまざまだ。

 

 

この記事を書いた人

八和田徳文

八和田徳文

Cultivator/Norifumi Yawata
ゴルフの仕事に携わって四半世紀。ゴルファーの一人として、ゴルフコースデザイナーの一人として、ゴルフに纏わる想いを綴ります。肩の力を抜いて愉しめばゴルフはもっと面白いはず。
ゴルフコース設計家・ゴルフ文化愛好家・芝生管理アドバイザー