はじまりのとき。
モノ作りをしていると時々、なんのためにやっているのかわからなくなります。最初は自分が欲しいと思ったモノを作る、のが基本でした。
でも、モノ作りが「モノ売り」になってくると、次第に何が売れるか、欲しがられているかと自分ではない、見えもしない他の何かを見ようとするようになりました。
かくして出来上がったモノは、たいして売れない、そして作った自分自身もたいして欲しくないモノ。そういうのって、なんかむなしいなぁと感じました。
情報もそうかもしれません。自分がつまらないと思う情報は流すべきじゃない。それは受け手に伝わるから。おもしろいと感じたことだけでいい。そう思います。
欲しくて作ったモノには、たとえ売れなくても納得できる輝きがあります。自分だけに見える光のようなものですが(汗)
久々に開いてみた、ちょっと昔のアイデアノート。それはまるで自分の欲しいモノのリストのようです。欲しいをカタチに。
それが原点。はじまりのときなんだなぁと思います。
今一度、土を耕すことからはじめたい。そう思っています。
耕す。発起人 CLUBER