沈下橋

自然の力は偉大で、人間事情の想定を超えることがある。

自然の力に抗うには堅固な構造体が必要になるが、それとて限度がある。

なにしろ人工物は景観に馴染まないから、目立たないに越したことはない。

普段はせせらぎ程度の小川なのだから、そこを渡れる程度の橋でいい。

欄干のない薄い橋だから、水が溢れても堰き止めることがない。

輪厚13番ホールの小川には景色を邪魔しないよう、三本の沈下橋をかけてみた。

 

 

この記事を書いた人

八和田徳文

Cultivator/Norifumi Yawata
ゴルフの仕事に携わって四半世紀。ゴルファーの一人として、ゴルフコースデザイナーの一人として、ゴルフに纏わる想いを綴ります。肩の力を抜いて愉しめばゴルフはもっと面白いはず。
ゴルフコース設計家・ゴルフ文化愛好家・芝生管理アドバイザー