Less is More

この螺旋階段のある昔のハウスの佇まいが好きだった。理由はいろいろあるけれど、簡単便利を求める人間の性には抗えず、いまは無きハウス。窓を開け、海風にあたりながら食する銭函ラーメンは絶品だった。

細いタイヤの手押しカートを知るゴルファーはもう少なくなっただろうか。マスター室前でキャディバックを計量し、規定重量の超過料金を払った時代。

簡単便利になりモノ的には豊かになったかもしれないけれど、そのぶんだけ思いやる心の熱量が冷めてきたと思う。時代は遡れないけれど、不便だったころの暖かかった気配り心配りを懐かしく思う、秋の始まりの頃。

この記事を書いた人

八和田徳文

Cultivator/Norifumi Yawata
ゴルフの仕事に携わって四半世紀。ゴルファーの一人として、ゴルフコースデザイナーの一人として、ゴルフに纏わる想いを綴ります。肩の力を抜いて愉しめばゴルフはもっと面白いはず。
ゴルフコース設計家・ゴルフ文化愛好家・芝生管理アドバイザー