伝統は守る

1843年といえば、日本ではまだちょんまげを結い、藁草履をはいていた江戸時代である。日本でその時代のものがの民意で残されていることろはとても少ないことを考えてみても、ゴルフを趣味として集うメンバーシップクラブが紡いできたこの伝統の凄さがわかるだろうか。華美になり過ぎない、流行を追わない、それが実行できた証でもあろう。

 

友達が来たときは名物をご馳走するんだよ、そういい出された料理はローストポーク。カリッと焼き上げた皮の加減が絶妙だ。ついついワインがすすんでしまう・・・・。これも美味しいから食べていきなさい、そういわれデザートまでご馳走になってしまった。それにしても統一されたロゴマークの什器はお洒落だ。

 

時代の変化にあらがいつつも大切なものは守り通す。そうやって先人が残してくれた遊び場を守り、友との約束を守り、次世代に想いを継いでいく。素敵な俱楽部文化はこうやって育まれていくのだと思う。

この記事を書いた人

八和田徳文

Cultivator/Norifumi Yawata
ゴルフの仕事に携わって四半世紀。ゴルファーの一人として、ゴルフコースデザイナーの一人として、ゴルフに纏わる想いを綴ります。肩の力を抜いて愉しめばゴルフはもっと面白いはず。
ゴルフコース設計家・ゴルフ文化愛好家・芝生管理アドバイザー