風が育てる

ゴルフが生まれた国に〝神が創りたもうた〟という表現がある。

風が砂を運ぶ、その繰り返しこそが神の創りたもうた造形である。

サンドバンカーも、神が創るとこういう造形になる。

その土地の風が、その土地の地形が、バンカーの個性を生み出す。

そういう視点でゴルフコースのバンカーをみると、とてつもなく人工的だ。

人が手をいれないバンカーは自然美にあふれている。

自然にはフェアもアンフェアもない。

そのことを覚えてさえいれば、ゴルフの楽しみ方がふえてくる。