リンクスを求めて

オロロンラインを北上していくとサロベツ原野を過ぎたころから景色がかわる。なかでも稚内にほど近いこのサイトは特別美しい。

スコットランドを感じさせる風を浴びながら、海岸線の原野をひたすら歩く。風雪にさらされ雨に打たれ流され出来上がった〝自然のアンジュレーション〟には心揺さぶられるものがある。起伏や植生が距離感を惑わせる。ハザードとは何なのか、どうあるべきなのか、自然から学ぶことは実に多い。この地にコースが出来たなら、そう思いつつの散策は幾度来ても飽きることが無い。

この記事を書いた人

八和田徳文

Cultivator/Norifumi Yawata
ゴルフの仕事に携わって四半世紀。ゴルファーの一人として、ゴルフコースデザイナーの一人として、ゴルフに纏わる想いを綴ります。肩の力を抜いて愉しめばゴルフはもっと面白いはず。
ゴルフコース設計家・ゴルフ文化愛好家・芝生管理アドバイザー