
眼に入ったもの、耳に入ったものを鵜呑みにする伝書鳩にならないように気を付けたい、そう思い、自然と触れ合う時間を大切にしている。人間の口からだされた言葉と違い、自然の囁きには甘い誘惑も無ければ他意も無い。あるがままを感じ、考え、想像する。
あらゆるところに思いを巡らせることで愛おしさが芽生えてくるものがあるだろう。自分の口に入れるものも、体内で活躍する微生物や酵素も、排せつしたそれがどこでどう分解処理されているのかも、どう巡ってくるか考えたなら、そのゴミは捨てないようになるんじゃないかな、と思う。