物質と生命の循環

ハルジオンの蜜をすいながら飛び回るミナミヒメヒラタアブ。こいつが益虫か害虫なのかは人間都合の思想で判断されているのであって、生態系の一員として機能している事実に罪はない。

あれこれが疲弊したから沈静化させようとする一連のコロナ騒動。喉元過ぎれば熱さを忘れるではないけれど、あれこれ自粛している間に〝何をどう考えたのか〟がこれから試される。

自分にとって不都合なものを回避するということは誰かに押し付けるだけ、不都合なものを消滅させるということは生態系の何処かに歪を起こすだけ、そう考えた人がどのくらい居たのだろう。目の前にある自然を慈しむ心、大切な人に自然を残し伝える責務、そういう気持ちは忘れないで欲しい。

 

 

道端の草花を見たとき何を想い何を感じるか、どの距離で何を観察するかによって人間の言動に違いは生まれてくる。地球上に雑草という名の植物はない。見ず知らずの小さな生き物も、地球上で営まれている生態系の一員なのだということを忘れたときに、また何かの騒動が始まるだろう。

この記事を書いた人

八和田徳文

八和田徳文

Cultivator/Norifumi Yawata
ゴルフの仕事に携わって四半世紀。ゴルファーの一人として、ゴルフコースデザイナーの一人として、ゴルフに纏わる想いを綴ります。肩の力を抜いて愉しめばゴルフはもっと面白いはず。
ゴルフコース設計家・ゴルフ文化愛好家・芝生管理アドバイザー