とあるゴルフコースのフェアウェイ。品種も分からない、ひょっとしたら芝生に分類できないものかも知れないが、低く刈り込まれてライは悪くない。ふかふかのカーペットのようなフェアウェイを最良と勝手にイメージするのは構わないけれど、誰がその用地を手当てして、誰がそのように仕立ててあるのかを意識するゴルファーは何パーセントいるのだろうか。
戦略的だとか上質だとかいうまえに、そのゴルフコースが維持されている背景を想像するべきだろう。当日のプレイフィーを払えばゴルフコースは維持できるのだろうか?お金を払えば誰かがそれを準備してくれるのだろうか?誰のために誰が準備するのだろうか?
空爆に怯える領土に住む国民もいれば、自由奔放に遊び惚ける国民もいる。お金を払えば何でもかなうと思う人もいるのかもしれないし、パブリックと公共とプライベートの分別の付かない人もいるのかもしれない。
足りないものは何なのか、いまいちど考えてみるべき時代だとおもう。