つなぎたいから

自分で切り出した葦で柵を拵える。痛んだものは取り換えて、使えるものはもう一年使う。自然の恵みの再利用、これこそが時代にそぐうサスティナブル思考だろう。

自分が受けた恩恵を次の時代に引き継ぎたい、そういう想いがあって手弁当で作業をする。誰かに褒められるわけでもなく、誰かに自慢したいでもなく、ただひっそりと自分の想いを全うするために作業する。
私がしないと誰もしないから、私しかその大切さに気付いていないから、おじさんは手を休めてそう語ってくれた。まだ朝霜の溶けない遊歩道にこしかけて作業を再開したおじさんが守ってくれていたものは、私が好きな半夏生。私も同じような事をしようと思う。

この記事を書いた人

八和田徳文

八和田徳文

Cultivator/Norifumi Yawata
ゴルフの仕事に携わって四半世紀。ゴルファーの一人として、ゴルフコースデザイナーの一人として、ゴルフに纏わる想いを綴ります。肩の力を抜いて愉しめばゴルフはもっと面白いはず。
ゴルフコース設計家・ゴルフ文化愛好家・芝生管理アドバイザー