
「PREDAWN」パターを構えた人は、そのヘッドの大きさに戸惑いながらこう叫ぶ。
「小さい!当たるかなぁ」と。
そう、ヘッドは大きくないとフェースにボールを当てにくい。誰もがそう思っている。何なら私も少しそう思っていた。
「PREDAWN」開発の中で、やや大きめの口径のサンプルが出来た。ボールサイズよりもほんの一皮ぶん「大きい」ものである。一方、最初に作った試作品は調達した原材料がボール直径と同じだったために、精度を出すためのミーリングを施した結果、ボールよりも一皮ぶん「小さく」なってしまった。
さて、シャフトを組んでボールにセットした時、どちらが「不安」「当てにくい」と感じたと思うだろうか?
まぁこう書いたらもはや答えを言っているようなものだ(汗) 実際は「小さめ」のほうが直感的に当てやすいと思ったのである。「大きめ」のヘッドは構えた段階では安心感があった。しかし、実際にボールを打ってみると…。

人間はヘッドのセンターでボールの赤道を打とうとするから、ヘッドがわずかでもボールよりも大きいと最下点でグリーンを削ってしまうイメージが出てしまうのである。そしてその結果、ヘッドを必要以上に浮かしてインパクトするようになる。つまり、真円ヘッドの場合は、ボールよりも径を大きくしてしまうと、まったくいいところに当てにくくなってしまうのである。
私は、だからヘッド口径を一皮剥いてもらうことにした。見た目はそのぶん「小さめ」となり、これならダフらないという安心感が出る。小さめの方が当てやすくなるのだ。
逆に、見た目が小さくなるのは嫌だ!と思ったならばどうするだろうか? おそらく、最下点をフラットに削って刃がグリーンに当たらないようにするだろう。
これが私の思う「パター進化の夜明け」。水面に朝日が線を引くように、現代へと続く平たいパターデザインへの道が一気にひらけていくのだ。それが良いことかどうか。それは別問題ではあるが(笑)
