それぞれのparadigm

キャディバッグにどんなゴルフクラブを入れたいのか。どんなゴルフをしたいのか。

年明けから、SNSにキャロウェイゴルフのニュークラブの画像がバンバン流れてくる。

Paradigm(パラダイム)という言葉の意味を改めて調べてみた。

「特定の時代や分野において支配的な規範となる『物の見方や捉え方』のこと」とあった。

ゴルフクラブという特定の分野においての支配的な規範。求め続けてきた、飛んで曲がらないという夢に近づくための正しい開発の方法という感じか。

確かにそうだなと、素直に納得するものがあった。カーボンボディと高初速フェースの組み合わせは、C4、FUSION以来、キャロウェイゴルフがずっと追いかけ続けていたものだ。その開発姿勢にブレは一切ない。パラダイムというに相応しいと感じるし、ついにそう言い切ったかと拍手を贈りたい気持ちになった。

ずっと続けてきたこの方向のゴルフクラブ開発は、“ここに極まれり”、間違いじゃなかったということだから。

世間では“パラダイム・シフト”という言葉もよく聞かれるが、これはこれまでと異なるニーズや価値観があって初めて必要になるもの。パラダイムが移行するのではなく、多様化によって異なるパラダイムが生み出される。そんな感じではないかと思った。

『特定』の分野やニーズを満たすための、というところがポイントだと思う。

結局、“パラダイム・シフト”は正解の置き換えではないし、同じ軸線上にある進化でもない。シフトを望むならば、まず自分自身の『物の見方や捉え方』を変える必要がある。そんなことを考えた。

ともあれ来週は、新しいゴルフクラブのニュースで持ちきりになる。新しい一年が始まった。

 

 

 

この記事を書いた人

CLUBER

Cultivator/ Yoshiaki Takanashi
ゴルフの雑誌作りに携わって20余年。独立起業してから5年が過ぎたモノ好き、ゴルフ好き、クラフト好き、信州好きな、とにかく何かを作ってばかりいる人間です。
ポジション・ゼロ株式会社代表/CLUBER BASE TURF & SUPPLY主宰/耕す。発起人
記述は2018年現在