暇をみつけては野良仕事。去年から始めた菜園の手入れを愉しんでいる。合間に腰掛けてはお茶を飲み、みかんを食べ、他愛もないことを考えてみたりする。ノゲシやフウロの紅葉に気を取られたり、土のにおいをかいでみたり、気ままに過ごすと世間の雑踏を忘れることが出来る。
高畝にせずとも排水を良くするための素掘り側溝を掘っていたら、ツクシの子供があちこちに。大寒を過ぎ、来週はもう立春だ。人間世界の痴話事なんて知る由もなく、たんたんと春の準備を植物はする。
そういえば、去年頂いて美味しかった小松菜の花芽、今年は我が菜園でも第一号が咲いた。菜園作業は出来ないけれど、ここ数日の雨や雪がいいお湿りになる。天気に合わせ暮らすこと、去年よりちょっとだけ上手になったかな。