微発酵茶を味わう贅沢な時間

昨年秋の白茶適期に拵えた茶葉、少し発酵がすすんで色味が増した。ほんの僅か紅茶のような香りがしはじめてきた。

ゆったりとした時間を自分のために使う、普段はなかなかできない事だ。雑多なことにおわれ生活するなかで心からくつろげる時間は極限られている。音楽を聴きながら酒を飲むのも嫌いではないけれど、つい寝落ちしてしまう。なのでもっと贅沢に時間を使いたいときには茶を飲んでいる。以前もご紹介したことのある上村さんが拵える白茶、実は生きている。

烏龍茶、紅茶、緑茶、いずれも煎るか蒸すかして茶葉に含まれる酵素をとめているのだが、この白茶だけは火を一切使っていない。摘み取った一茎二葉の茶葉をとあるテクニックで自然乾燥させているそのままだ。よって製茶から飲むまでの日数次第で発酵が僅かにすすむ。一煎二煎と飲み進めていくと変わる風味も味わいも、他の茶にはない独特のものだ。

この記事を書いた人

八和田徳文

八和田徳文

Cultivator/Norifumi Yawata
ゴルフの仕事に携わって四半世紀。ゴルファーの一人として、ゴルフコースデザイナーの一人として、ゴルフに纏わる想いを綴ります。肩の力を抜いて愉しめばゴルフはもっと面白いはず。
ゴルフコース設計家・ゴルフ文化愛好家・芝生管理アドバイザー