存在

山はいつもそこにある。ふもとから見えたり、見えなかったりはするがその存在は揺るぎない。

しかし、人の営みはそうではない。永遠にそこにあるものではない。好きな宿、食べ物屋、美術館、雑貨屋、公園……。いつの間にか無くなってしまうのが、世の常である。

なぜ、頻繁に同じエリアに旅をするのか。もっと行ったことのない場所にしたらいいのに。とよく言われる。しかし、お気に入りの場所は誰かが訪れ、お金を落とさない限り、無くなってしまう。利用することは、お気に入りを守ること、自分のためなのだ。

閉店を惜しむのがファンか?

閉店とならないように気を配る。通う。それがお気に入りの示し方である。

 

この記事を書いた人

CLUBER

Cultivator/ Yoshiaki Takanashi
ゴルフの雑誌作りに携わって20余年。独立起業してから5年が過ぎたモノ好き、ゴルフ好き、クラフト好き、信州好きな、とにかく何かを作ってばかりいる人間です。
ポジション・ゼロ株式会社代表/CLUBER BASE TURF & SUPPLY主宰/耕す。発起人
記述は2018年現在