できる動きと、できない動き

同じ道具なのに海外と日本ではこんなに違うんだ!という事例はいくらでもある。切る、掘る、運ぶ、打つ……。その土地で育まれた道具は、その土地の人にとって使いやすいモノとして進化し、今に至っている。

体格・骨格・文化・生活習慣・DNA……。生まれた時から自然にできる動きと、やろうと思ってもうまくできない動きがある。道具の前に使い手の違いがあり、できる動きに合わせて道具は正しく進化してきたのだと思う。

どうにも使いにくい道具があった時、その背景にやろうとしてもうまくできない動きがあることを想像したい。自分の動きを変えなければ使いこなせない道具があることに気づきたい。

その上で、動きを変えて道具を使いこなすのか、得意な動きを活かしつつ好結果が得られる道具を探すのかを選びたい。

押すときに切れるノコギリと引くときに切れるノコギリ。どちらが使いやすいだろうか。

 

 

 

この記事を書いた人

CLUBER

Cultivator/ Yoshiaki Takanashi
ゴルフの雑誌作りに携わって20余年。独立起業してから5年が過ぎたモノ好き、ゴルフ好き、クラフト好き、信州好きな、とにかく何かを作ってばかりいる人間です。
ポジション・ゼロ株式会社代表/CLUBER BASE TURF & SUPPLY主宰/耕す。発起人
記述は2018年現在