ピノキオから学ぶこと
ウォルト・ディズニーの作品の一つに<ピノキオ>という物語があります。自分はやりたいことが見つかった時、必ず<ピノキオ>と自分を置き換えて考え、行動するようにしています。それは目標を達成するにはどうしたら良いのかを幼児でもわかるように明確に暗示しているからです。シンプルだけに力強さを感じるからです。
基本的に昔から人として次世代の人たちにどうしても伝えたい何か「真実」や「真理」を物語という形にして残すことが行われてきています。特に優れたものは永い歴史の中でも生き残り現代まで続いているものもあります。そこには「人の真理」があるからだと思います。
物語は良いものであれば人は生涯で3回は遭遇します。最初は親から読んでもらう物語として幼児の時代に、2回目は親として子供に読んであげる物語として、最後は孫に読んであげる物語としてです。大人になってから読んであげるにはそれなりの理由があるからで子供達に伝えたい何かをそこに感じているからです。どのような物語を読んであげるかはその人の今までの経験が大きく作用していると思います。
<ピノキオ>は目的(本当のゼペットさんの子供になる)を達成するために旅に出ます。
「勇気を持って生きればいつかは目的を叶えることができます。良いことと悪いことの区別を知ることで、それは良心に聞いて判断するものです」と女神から教えてもらいます。誘惑されることもありますが、まっすぐな道に戻ります。良心のいうことを聞きながら…
昔からある物語を、大人になった今、もう一度読み返すと新たな発見に気づくはずです。
世の中、少し変な方向に進み始めていますが、一度立ち止まって読んでみたい物語を読み返してみてはどうでしょうか? 良心の声が聞こえて進むべき道が見えてくるかもしれませんね、きっと。
*良心とは、これが難しいですね。ピノキオを読んでみると一片がわかるかもしれません。私は道半ばですが。