余情を愉しむ

あの荒天のなか72ホールを成立させた習志野は風格を増していた。コースは自然と人に育てられている。

ロープは解かれ平常営業が始まっている。ゴルフを趣味にしている人が散歩できる環境が整った。憧れの選手のプレイルートを探すのも良し、自分なりの球種を活かすルートを探すのも良し、颯爽と歩く姿を真似るのも良し。 あの選手のディボットが残るその場所の余情をあじわうのもゴルフの愉しみ方のひとつだろう。

この記事を書いた人

八和田徳文

Cultivator/Norifumi Yawata
ゴルフの仕事に携わって四半世紀。ゴルファーの一人として、ゴルフコースデザイナーの一人として、ゴルフに纏わる想いを綴ります。肩の力を抜いて愉しめばゴルフはもっと面白いはず。
ゴルフコース設計家・ゴルフ文化愛好家・芝生管理アドバイザー