モノの延命

染色剤のほかに、色落ちを抑える色止め剤と染色の助剤として塩が必要。

気に入っていたコットン素材の春ジャケットだが、シワ部分が色抜けしてきてもうそろそろお役御免な雰囲気になっていた。でも、どうせ捨ててしまうのならその前に前からやってみたかった市販の染色剤での低温染色を試してみようと思った。色抜け部が目立たなくなったら、もう少し長く着ることができるし、一石二鳥だ。

熱湯に染色剤と塩を溶かし、十分に濡らしてあったジャケットとポケットバッグを30分くらい漬け込んだ。

草木染めをやっているので、とくに自分で何かを染めることに抵抗はない。作業自体はなんの問題もなく終わった。

部分的に茶ばんでいた生成りのポケットバッグも自然なブルーに変身。

気に入ったモノは長く愛用するが、その寿命が近づいた時に同じモノを求めようと思っても、とうに廃番となって手に入らないのが常である。

でも、ちょっとした色褪せ程度なら自分で染め直すことでもう少し長く使えるようになることがわかった。とくに色の薄い布モノなら、濃い色に染め直せばまた違った雰囲気で楽しめるようにもなる。

モノの延命治療。ぜひお試しあれと言いたいが、とくにオススメはしていないですw

白かった胸のブランドロゴワッペンもブルーに。ステルスロゴ。これはこれでアリだ。
生成りバッグはまるで別モノに。

この記事を書いた人

CLUBER

Cultivator/ Yoshiaki Takanashi
ゴルフの雑誌作りに携わって20余年。独立起業してから5年が過ぎたモノ好き、ゴルフ好き、クラフト好き、信州好きな、とにかく何かを作ってばかりいる人間です。
ポジション・ゼロ株式会社代表/CLUBER BASE TURF & SUPPLY主宰/耕す。発起人
記述は2018年現在