手を加えるとは?

アドレスでの接地面をマーキングし「SOLE CETNER」としてソール面を後加工。

今回ほど「どこで作ってもらうか」が重要なことだと感じたこともない。もちろん「プリドーン」パターの話である。まず、当初の目論見(丸棒にシャフト穴を開ける)だけなら、どこかの工場でもできた話である。しかし、パター専門である「ゴールドファクトリー」に依頼したことで、一気に想定外のところまでクオリオティが高まり、さらにパター(人の使う道具)としての可能性が広がった。

ルールを気にする人のために「ライ角」を生み出す「ソール面」を作ってもらう。これは「コンペティション・カスタム」と名付けているが、こんなこともパター専門工場だからイメージを伝えるだけで「こんな感じ?」とすぐに対応してくれるのだ。

わずかでもソールはソールである。ここを中心に構えれば必ずルールが定める「ライ角」が発生する。

上の写真を見て「アレ?」と思った人もいるかもしれない。これもフェースの加工例として試作してもらった「ディープミル」である。こうなると、いきなりパター感が増したように見えるだろう。今回はフィーリングのテストのためにトライしてもらったわけだが、ゴールドファクトリーだから「こういうことできる?」に技術と精密さで応えてくれるわけで、こんなこと他のどの工場にお願いしたってできることじゃない。たとえ、技術的にできたとしても私のためにはそんなこと「やってはくれない」のである。

ゴールドファクトリーで作っていることで「カスタム」の可能性も無限大だ。まずは私に相談いただき、これできる?を工場に打診。フェースの加工や仕上げ(カッパーフィニッシュも可能)、サイトラインのパターン、オウンネーム、もちろんコンペティションカスタムも相談することは可能である。

ちなみに。「プリドーン」は一般的なパターではないので、まだ触ったことがある人も少ないし、もちろん打った感想を持つ者も少ない。その状況でいきなり「カスタムオーダー」というのはあり得ない話だと考えています。こちらが行き着いた基本形(完成形)をまずご購入いただき、それをじっくり使う中で「こうしたい」「これできる?」とカスタムの内容が決まってくるものだと考えています。いろいろできるとなると、最初から!と思う気持ちもわかりますが「プリドーン」に関しては、それはお受けしません。

手を加えるとは、基本・基準がなければできないことなのです。

この記事を書いた人

CLUBER

Cultivator/ Yoshiaki Takanashi
ゴルフの雑誌作りに携わって20余年。独立起業してから5年が過ぎたモノ好き、ゴルフ好き、クラフト好き、信州好きな、とにかく何かを作ってばかりいる人間です。
ポジション・ゼロ株式会社代表/CLUBER BASE TURF & SUPPLY主宰/耕す。発起人
記述は2018年現在