
ここ二十年、多様性、多様化という言葉をよく聞きますが、そういう割に基本的には画一化の方向に傾いているような気もしたりします。MASTERSを観ていても「上手い選手」は増えましたが、「個性的な選手」は少なくなったような。的な。
こういうゴルフをすればスコアになる。マネージメントの研究が進んでいますし、トッププレーヤーはみんな幼い頃からその方法を習ってきています。ゴルフを始めた時には460ccのドライバーがあり、ボーケイウェッジもプロV1もあったプレーヤーたちです。最初からスパイダーパターでゴルフを始めた世代が主役になりつつある時代なのです。
おじさんとしては「俺らの頃はよぉ」と言いたくなる感じもありつつも、関係ないしなと思うことの方が多くなりました。我々が「観ている」景色と、今のトッププレーヤーが「見ている」景色は違うのです。
マスターズ出場経験のある藤田寛之プロが画面に映ったセカンドショット映像を観て、「景色が違い過ぎて一瞬何番なのかわからなかった」と言ったのを聞いて、ものすごくわかりすい表現だなと思いました。選手藤田が見ていた景色と解説者藤田が観た景色は違っていたのです。
私なども、いつものゴルフコースで同じ景色を見て、「なんか遠くなったなぁ。こんなホールあったっけ?」と感じることが増えてきました(笑) でも、そのぶん長いクラブで打てばいいし、届かなくても寄せる楽しみができる。適当にやるという意味ではなく、ここからどうしてやろうか? というゴルフの楽しみは変わらないよな、と思っているのです。
でも。
基本的には飛ばなくなってきたら、長いコースに来たと思えばいいと思いつつ、飛ばす人と回るとそうも思えなくなってしまうのが修行の足らないところです(笑) MASTERSに出てるプロじゃないのに飛ぶヤツと「同じ景色」を見ようと頑張ってしまうんです…。すげ〜飛ばすなぁと、ただ観ていればいいだけなのですが、なかなかw
