立体化

小山徹郎のつくるレリーフは銅そのものの経年変化も楽しむように色止めをしていない。

 

絵に描いたものを立体化する

簡単に済ませてしまうことも可能だけれども

彫金作家として生涯をささげたもののプライドが

そうはしなかった

 

この絵にある生きものは何なのか

何を表現したいものなのか

僅か数ミリの銅板を焼き叩き立体化させていく

足りない膨らみは銅板を継ぎ足しながら

原作者のことも意識におきながら

小山徹郎としてのDoDoを完成させた

 

僅かA4サイズほどのレリーフだけれども

工事業者一同として預けた費用は僅かだけれども

その作品にかけた情熱と時間は

小山徹郎としての名に相応しいものとして

作り上げてくださった

 

商品を作るのと芸術作品の違いはね

そう語る小山徹郎との時間

職種は違えども表現者としての心構えを教わった

 

用を足すたびに色がつくんですよ、狐の不作法を報告すると小山徹郎は、それでいいんですよ、人間が勝手にしたことだから、といい微笑んだ。

 

 

 

 

この記事を書いた人

八和田徳文

Cultivator/Norifumi Yawata
ゴルフの仕事に携わって四半世紀。ゴルファーの一人として、ゴルフコースデザイナーの一人として、ゴルフに纏わる想いを綴ります。肩の力を抜いて愉しめばゴルフはもっと面白いはず。
ゴルフコース設計家・ゴルフ文化愛好家・芝生管理アドバイザー