自由を愉しめるゴルフコース

コースの風景を楽しみながら自分の足で歩く、コース設計家はそこも意識してデザインしている。快適なカート道ドライブを意識してコースなんて作る人は皆無だろう。

コンペ集客ができないから乗用カートが必要だ、キャディーが集まらないから乗用カートを導入しよう、そういう時代の流れには抗えないコース運営事情がある。コースわきの舗装道路をカート運転し、液晶パネルの情報をみてからボールまで横歩き、その繰り返し。残念ながらゴルファーの要望を反映した結果である。それが常態化しているなか総武CC北コースではゴルフの故郷、スコットランド風のプレイスタイルが愉しめる。
ボールまで自分の足でまっすぐ歩く、風も距離も自分で読む、必要な道具を自分で運ぶ。不自由な時代にセルフプレイが愉しめる、そんなありがたいコースが都市近郊にあることに感謝した。

この記事を書いた人

八和田徳文

八和田徳文

Cultivator/Norifumi Yawata
ゴルフの仕事に携わって四半世紀。ゴルファーの一人として、ゴルフコースデザイナーの一人として、ゴルフに纏わる想いを綴ります。肩の力を抜いて愉しめばゴルフはもっと面白いはず。
ゴルフコース設計家・ゴルフ文化愛好家・芝生管理アドバイザー