共に

真ん中にある、椿の木でつくったたまごが自分で作り始めた初期のもの。7年が経過した

「木のたまご」をコメ油で拭きながら、共に暮らすということを考えていた。必ず、何かと誰かと関わって生きる。それが暮らすということだよな、と。つまりは「共に」。

みんな個性があるから、「共に」は時に難しい。最近は、思うに任せないことのほうが多いんだろな、と気がつき始めている。上手くいかないのが「普通」、思うようにコトが運んだらそれがラッキーだ。

多様化を叫ぶ。持続可能を目指す。

スローガンになるようなことは、だいたい足りていないこと。今はその逆になっている、ということの証し。多様化が認められないから戦争になっている。作り続けるには、使い続けられたら困ってしまう。「共に」ではなく、「自分」。結局は、それ。

得て、得て、得て、得て、得て…。「自分」が居なくなったあと、何が「残る」だろう。憎悪かな? なんて思ったり😅

今、手元にあるお気に入り道具たちを眺めながら「こいつらは自分よりも長く生きるよなぁ」、と思っている。似たようなモノはもう買わなくていい。「木のたまご」さえ、もう作らなくていい。今あるモノたちと「共に」。

 

この記事を書いた人

CLUBER

Cultivator/ Yoshiaki Takanashi
ゴルフの雑誌作りに携わって20余年。独立起業してから5年が過ぎたモノ好き、ゴルフ好き、クラフト好き、信州好きな、とにかく何かを作ってばかりいる人間です。
ポジション・ゼロ株式会社代表/CLUBER BASE TURF & SUPPLY主宰/耕す。発起人
記述は2018年現在